
映画『もしも僕ら』は昨年12月31日に公開されて以来、観客の間で大きな反響を呼んでいる。この映画は260万人の観客を動員し、劇場街でロングセラーとしての地位を確立した。『もしも僕ら』は2012年の『建築学概論』と2018年の『君の結婚式』以来、久しぶりに登場した初恋をテーマにした作品である。
主人公のウンホ(ク・ギョファン)はゲーム開発で100億を稼ぐ夢を持ち、三浪の末にソウルへ上京した人物だ。彼は実家へ帰る高速バスで偶然ジョンウォン(ムン・ガヨン)と隣の席に座ることになる。二人は一目で惹かれ合うが、感情表現が苦手な20代の青春として「友達」という名のもとにお互いの異性の友達に嫉妬を感じることもある。
ウンホとジョンウォンはお互いの夢を応援し合い、支え合う関係へと発展する。しかし、彼らはいつか別れるかもしれないという重圧を抱えながら恋に落ちる。この過程で二人は熱く愛し合い、喧嘩をし、和解するなど自分たちだけの安息の場を作っていく。しかし時間が経つにつれて彼らの関係は変化を迎える。ジョンウォンの一言に汗をかきながらリヤカーで捨てられたソファを運んでいたウンホは、もうその場所にいない。
映画は父親の病状、適性に合わない会社、そして変わってしまった家の保証金など、さまざまな要因で二人の心が離れていく過程を描く。結局彼らは10年後、世界のすべての光を失い再会する。この時、二人は「もしも僕ら...」という問いを噛み締めながら過去を回想する。しかし彼らの関係はすでに変わってしまった現実を反映している。
映画は初恋の切なさと共に、二度と戻れない現実を強調する。「全部あげたかった」「全部もらった。そしてウンホ、あの時私の家になってくれて本当にありがとう」というセリフは、彼らの関係が単なる恋愛を超え、人生の重要な経験として定着したことを示している。初恋の大切さに気づいた年齢であっても、現在の縁との関係でなお感情を抱く姿を通じて観客は共感できる。
『もしも僕ら』は初恋の美しさと懐かしさを同時に描き、観客に深い余韻を残す。この映画は単なる恋愛物語を超え、人生のさまざまな局面を反映している。観客はこの映画を通じて愛の本質とそれに伴う感情の複雑さを改めて考えさせられる。



前の記事






