
俳優ユ・ジェミョンが、JTBC金曜シリーズ『ラブ・ミー』を通じて、中年の恋よりも複雑な人生の決断を描き出す。恋愛告白の後に続く彼の選択は、ときめきよりも重く、新たな始まりよりも深い葛藤を伴う。
ユ・ジェミョンが演じるソ・ジンホは、妻キム・ミラン(チャン・ヘジン)を亡くした後、長い間ひとりで残された人生を耐え抜いてきた人物だ。再び愛を選ぶまで、彼は自分を責め続け、ひとりで幸せになってもいいのか自問してきた。胸の高鳴りを否定できず、それが罪のように感じられる瞬間からも目を背けなかった。
ジンホはついに、娘ソ・ジュンギョン(ソ・ヒョンジン)と息子ソ・ジュンソ(イ・シウ)に、ユン・セアが演じるチン・ジャヨンとの関係を正直に打ち明ける。この告白は家族それぞれの現実と向き合う連鎖的な告白へとつながり、「ソ家」が互いの人生を理解し直すきっかけとなる。
しかし、ジンホの本当の変化は次の選択で表れる。予告映像では、長年家族の記憶が積み重なった家を整理する可能性が示唆される。妻の痕跡が残り、子どもたちが育った、家族の歴史そのものとも言える場所を離れる決断は、単なる引っ越しではなく、人生の方向転換を意味する。
チン・ジャヨンの「キャンプ場に遊びに来たと思っていたのに、キャンプ場を買いに来たとは夢にも思わなかった」という言葉は、ジンホがすでに新しい生活の拠点まで考えていることをうかがわせる。記憶を否定せずに生きると決めた彼が、今度はその記憶を抱いた空間とも別れようとしているのか、関心が高まる。
この選択は家族にとっても新たな試練となるだろう。父の新しい愛を受け入れ始めたばかりの子どもたちが、思い出の詰まった家を手放す決断を同じ速度で理解できるのか。ジンホが家を去ろうとする本当の理由は何なのか、物語はより深みを増していく。
ユ・ジェミョンは『ラブ・ミー』で、恋を選ぶ男ではなく、喪失の後の人生を引き受ける中年男性の姿を静かに描く。彼の演技は、大きな事件よりも小さな選択が人生をどれほど変えるのかを説得力をもって示している。
『ラブ・ミー』は毎週金曜日午後8時50分、2話連続で放送される。



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