
ニュージンズは裁判での敗訴にもかかわらず控訴を選択した。彼らはADORとの専属契約有効確認訴訟で原告勝訴の判決を受け、訴訟費用はニュージンズが負担しなければならない。ソウル中央地裁民事合意41部は30日にこのような決定を下した。この日、ニュージンズのメンバーは法廷に出廷せず、両側の弁護士のみが出席した。
裁判部はニュージンズの練習生時代の写真および映像流出、HYBEのPR担当者の成果軽視発言、HYBE傘下レーベルBelif LabのI-LITとの類似性問題、I-LITマネージャーのハニに対する発言、HYBEの音盤押し出しなどは専属契約違反の理由に該当しないと判断した。特にミン・ヒジンのADOR代表取締役解任が専属契約違反の理由になるというニュージンズ側の主張は認めなかった。裁判部は「ミン・ヒジンが解任されたという事実だけでマネジメントに空白が生じたとは見なせない」とし、「契約書に代表取締役職の保証内容はない」と説明した。
法律代理人の法律事務所セジョンは第一審判決後、「メンバーは裁判所の判断を尊重するが、ADORとの信頼関係が破綻した状況での復帰は不可能という立場だ」と明らかにした。彼らは控訴計画を明らかにし、「控訴審裁判所で事実関係および専属契約解除に関する法理を再度検討していただきたい」と伝えた。
ニュージンズは今年3月に香港で開催された『COMPLEX LIVE』以降、約1年4ヶ月の空白期を経験している。アルバムは昨年6月に発表した『SUPER NATURAL』以降リリースされていない。一部ではニュージンズが音楽番組よりもJTBC『シュガーマン』に出演する可能性が高いという意見も出ている。『シュガーマン』は過去に人気があった歌手を照らし出す番組である。
ADORは裁判部の決定に感謝し、「正規アルバム発売など活動の準備を終え、待っている。アーティストとの協議を通じてファンに戻れるよう最善を尽くす」と述べた。また、ミン・ヒジンが新たな芸能企画会社『OKAY』を設立し法人登記を完了したというニュースが伝えられ、ニュージンズが勝訴した場合、最初のアーティストとして迎え入れられるという観測もあった。しかしニュージンズが敗訴したことで、『OKAY』がニュージンズのための場所になる可能性は低くなった。
ファンは再び約束のない待機を始めることになった。ニュージンズの今後の活動に対する不確実性が高まる中、ファンは疲弊している状況だ。



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