
俳優ハン・ジミンに対して脅迫的な投稿を行った30代の女性が裁判にかけられた。ソウル中央地検刑事5部は20日、イモ(30代・女性)を脅迫および侮辱の容疑で不起訴処分とせず起訴した。
イ氏は昨年9月から10月にかけて、自身のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)アカウントにハン・ジミンを狙った投稿を19件行ったことが確認された。これらの投稿には「ハン・ジミンが出演する映画に妨害を加える」「口を閉じろ」などの内容が含まれていた。イ氏は投稿にハン・ジミンと彼女の知人たちを直接タグ付けすることもあった。
調査によると、イ氏はハン・ジミンとバンド「ジャンナビ」のボーカルチェ・ジョンフン(33)の熱愛報道が明らかになった昨年8月以降、このような投稿を始めたことが判明した。イ氏の行為はハン・ジミンの名誉を毀損し、心理的苦痛を与えるものとみなされた。
ハン・ジミンの所属事務所BHエンターテインメントは昨年、警察に告訴状を提出した。警察はSNS運営会社に協力を要請し、イ氏の身元を特定した。その後、イ氏は今年3月に起訴意見で検察に送致され、検察は追加調査を経てイ氏を裁判にかけた。
今回の事件は芸能人に対するサイバー犯罪の深刻さを改めて喚起する事例として評価されている。脅迫および侮辱行為は社会的に許容されない犯罪であり、被害者の精神的苦痛を引き起こす。法曹界ではこのような犯罪に対する厳しい処罰が必要だという声が高まっている。
ハン・ジミンは韓国を代表する俳優であり、数多くの作品で活発に活動している。彼女の所属事務所は今回の事件に対して強力に対応する方針を明らかにした。裁判の結果は今後類似事件に対する判例として作用する可能性がある。
この事件は芸能人だけでなく一般人に対してもサイバー暴力の危険性を警鐘するものとなっている。SNSの発展により個人のプライバシーが容易に露出し、それに伴う犯罪が増加している現実の中で、社会全体でサイバー犯罪に対する警戒心が必要である。
今後の裁判の判決に注目が集まっており、イ氏の行為が法的にどのような結果をもたらすかに関心が集中している。法曹界では今回の事件を契機にサイバー犯罪に対する法的基準をさらに強化する必要があると指摘している。



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