
グループTomorrow X Togetherがユニセフ本部および韓国委員会と公式パートナーシップを締結した。所属事務所Big Hit Musicは27日にこの事実を発表した。今回のパートナーシップを通じてTomorrow X Togetherは、世界中の子ども・青少年の心の健康のためのキャンペーン「TOGETHER FOR TOMORROW」を展開する。
このキャンペーンは心の健康の出発点を共感(Empathy)に設定し、お互いを先入観なく理解し、より良い明日を共に作っていこうという趣旨で企画された。Tomorrow X Togetherは30日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークのユニセフ本部でキャサリン・ラッセルユニセフ事務局長と面談を行い、協約式に出席する予定だ。協約式にはキティ・ヴァン・ダーハイデンユニセフ副事務局長、チョ・ミジンユニセフ韓国委員会事務総長、ユ・ドンジュHYBE Music Group APAC代表なども参加する。
Tomorrow X Togetherは青春の悩みや痛み、現実を率直かつ繊細に扱った音楽で共感と連帯の価値を伝えてきたアーティストとして知られている。彼らは青春が陥りやすい誘惑や内面の不安など様々な感情を表現し、深みのある音楽的物語を築いてきた。グループ名「TOMORROW X TOGETHER」は「異なる君と僕が一つの夢で集まり共に明日を作っていく」という意味を持ち、これはキャンペーンのメッセージと自然に結びついている。
Tomorrow X Togetherは今回のパートナーシップを通じて、子ども・青少年が経験する情緒的困難に直接寄り添い、慰めと勇気を届けるグローバルアーティストとしての役割を拡大する計画だ。彼らは「一人ではなく共になら、より希望に満ちた未来を作れるというメッセージを伝えたい。ユニセフとの多様な活動が多くの人に慰めと勇気をもたらすことを願う」と述べた。また「意義深い旅に参加できて光栄だ。今後も共感と連帯の価値を音楽や様々な活動を通じて広く伝えていく」と付け加えた。
所属事務所Big Hit Musicは「Tomorrow X Togetherが継続的に伝えてきた『共に』の価値をより広く知らせるパートナーを探す過程で、ユニセフが世界的に心の健康問題を重要な課題として取り組んでいる点に共感した」と伝えた。続けて「このような共通の目標のもと、Big Hit MusicもTomorrow X Togetherの社会貢献活動を支援し、ポジティブな変化を生み出すことに貢献する」と強調した。
今回のパートナーシップはTomorrow X Togetherが子ども・青少年の心の健康問題に対する認識を高め、彼らのための実質的な支援を提供する契機になると期待されている。ユニセフは世界中の子どもと青少年の権利保護と福祉のために多様なプログラムを運営しており、今回のキャンペーンはその一環として行われる。
Tomorrow X Togetherは過去にも青少年の情緒的困難に関連するテーマを扱った音楽を発表し、社会的メッセージを伝えてきた。彼らは自身の音楽を通じて青春が経験する様々な感情や問題を率直に表現し、それによって青少年に慰めと支援を届けようとしてきた。
このような努力は単なる音楽活動にとどまらず、社会的責任を果たすグローバルアーティストとしての地位を確固たるものにしている。Tomorrow X Togetherは今後もユニセフとの協力を通じて子ども・青少年の心の健康のための多様なプログラムや活動を展開していく予定だ。
今回のキャンペーンは特にコロナ19パンデミックにより心理的困難を抱える子ども・青少年に大きな助けとなる見込みだ。パンデミックは世界中の多くの青少年に不安や抑うつ感をもたらし、それに対する社会的関心が一層必要となった。Tomorrow X Togetherはこうした問題を解決するための努力を注ぐ計画だ。
Tomorrow X Togetherの今回のパートナーシップ締結は、子ども・青少年の心の健康問題を解決するためにグローバルな協力が必要であることを改めて思い起こさせる。彼らは今後も音楽や多様な活動を通じて青少年にポジティブな影響を与え、彼らの声を代弁する役割を果たし続けるだろう。
ユニセフとの協約式はTomorrow X Togetherが社会的責任を果たすうえで重要なマイルストーンとなるだろう。彼らは今後も子ども・青少年の権利と福祉のための多様な活動を通じてポジティブな変化を導くことが期待されている。