歌手イ・ソクフンが8月にミニアルバムでカムバックする。24日の音楽界によると、今回の新作は2023年10月に発表された4枚目のミニアルバム『無題』以来約2年ぶりである。イ・ソクフンは今年ドラマ『メッサル一発掴みましょう』のOST『愛してると言ってください』に参加し、ボーカルの実力を再び証明した。この曲を通じて作品に多彩な感情を吹き込み、高い評価を受けた。今回の5枚目のミニアルバムでもイ・ソクフン特有の甘美な中低音と堅実な歌唱力が期待できる。

イ・ソクフンは歌手として長い空白があったが、万能エンターテイナーとして活発な活動を続けている。最近ではMnet『ボーイズ2プラネット』で『Kマスター』として活躍中である。彼は以前『プロデュース101』シーズン2や『ボーイズプラネット』でもボーカルトレーナーとして出演した。この時、イ・ソクフンは温かくも繊細なアドバイスで練習生たちの潜在能力を引き出し、視聴者の注目を集めた。

イ・ソクフンはバラエティでも頭角を現している。彼はウェブバラエティ『ソルプリ』のMCとして活躍し、視聴回数を牽引している。リラックスした雰囲気の中で機知に富んだ進行スキルとゲストの話を聴く姿勢は『ソルプリ』ならではの魅力となっている。キム・ホヨン、エスパのカリナと共演したエピソードは、累積視聴回数400万回を超え、熱い反応を得た。

イ・ソクフンの真価は「本業」で最も輝く。彼は2008年にSGワナビーの新メンバーとして合流し、音楽界に正式デビューした。安定した音程と呼吸、優れたハーモニー構成能力でSGワナビーのボーカルバランスを担った。昨年にはSGワナビーのデビュー20周年を迎え、ソウルを皮切りに大邱、全州、仁川など全国を巡る約5ヶ月間のツアーを成功裏に終えた。

イ・ソクフンは歌だけでなく、キャラクター解釈力、演技力、舞台掌握力まで備えた「信じて見るミュージカル俳優」としての地位を固めた。彼は2018年に『キンキー・ブーツ』でミュージカルデビューを果たして以来、2024年まで4シーズン連続で主役「チャーリー」を演じ、希望と成長の物語を繊細に描き出した。その他にも『笑う男』、『光化門恋歌』、『マリー・アントワネット』など様々な作品で主演を務め、ミュージカル舞台でも強い存在感を発揮した。