東方神起 ユンホが2年7ヵ月ぶりのソロカムバック!3rdミニアルバム「Reality Show」リリース!

写真提供:SM ENTERTAINMENT


東方神起ユンホ(U-KNOW)が韓国で発表する自身3枚目ミニアルバム「Reality Show」8月7日、発売された。ソロとして前作「NOIR」から約2年7カ月ぶりの新譜。 

アルバムは、幻から離れ自分だけの物語を繰り広げる人への「Wannabe」から始まり、熾烈な日常に対する共感を伝える「Vuja De」、映画製作者で俳優のクエンティン・タランティーノをオマージュし大胆なキャラクターと出会える「Tarantino」、今この瞬間に集中しようという気持ちを込めた「Relax」、そしてステージを終えたショーマンの多彩な感情が盛り込まれた「Spotlight」で雰囲気は転換され、大切な人たちとの時間を振り返りながら余韻を残す「Curtain」で締めくくるが、それぞれの楽曲に盛り込まれたメッセージが繋がっているストーリーテリングで組み合わせた全6曲入りとなっている。

なかでもタイトル曲の「Vuja De」は、“Déjà vu(デジャブ:既視感)の反対の意味をもっていて、ユンホが自らタイトルのキーワードとしてアイデアを出したものだという。

ジャズ・ビッグバンド・サウンドと、スピーディーなスウィングリズムをベースにしたダンスナンバーとなっており、繰り返していく日常のなか、いつの間にか夢と魂をなくしたまま激しく毎日を生きる人々へのメッセージが込められている。



音源配信と同時公開されたショート・フィルムの「NEXUS」は、アルバムの全楽曲のハイライト部とユンホが考えるメタバースの世界観をまるで1つの映画のように鑑賞できる話になっており、ユンホの後輩でaespaのメンバー・KARINAがセラというAIとして共演している。


同日、韓国でアルバムの発売を記念するショーケースが行われ、記者会見に臨んだユンホは、

「観客の立場からだと、このアルバム(Reality Show)は一度しか観れない公演です。まるで1つのショーのような起承転結になっている」と説明しつつ、「このアルバムは軍隊にいる時から考えながら企画を立てていたもので、現時点で全体の世界観を作り上げました。だけどメタバースの世界観をみせるよりは、“自分の話を素直に聞かせていこう”が先で、年代別にインタビューを行い、それを片手間に書き込んでいました」と、アルバムに注ぎ込んだ情熱と思いを語った。

後輩KARINAとの共演については、「インパクトのある方が出演してほしいと思っていたところ、“AIよりずっとAIのような”と呼ばれているKARINAさんにお願いしました。声もディクションもとてもよかったし、撮影日にはセリフの全てを憶えていました。皆さんからどんな反応をいただくか楽しみです」と期待感を膨らませていた。

「現代人に“こうして生きていってほしい”というメッセージと、現実ではできないことにチアする“既視感”を短編映画として作ってみたいと思いました」と話したユンホは、「歌に込めたメッセージがうまく伝わるように、AIのガイドを自分で作って監督とアイデアを出していました。なかでもデッキの上で踊るシーンは、幻を追いかける気持ちから狂気が感じられるように表現したもので、アドリブでした」と言いつつ「次のコンセプトはフェイク・ドキュメンタリーです」と予告した。

ショート動画が人気を博している昨今、ユンホは約14分にもおよぶショート・フィルムを制作した理由について、「CLASSICが存在しているこそ、TRENDも存在すると思います。アイドルの第2世代から今のストリーミング世代までを経験しながら培ってきたノウハウがあって、今回は新しいシステムに哲学的なメッセージを盛り込んだら、どうなるんだろうと考えました」と説明。

日常からインスピレーションを得ているというユンホは、「自分はステージの上にいる時と下にいる時がはっきりと異なる人だと思います。ステージで受ける歓呼と、その下で感じる静寂は克明な差があって、何か全てを出し切ったあとに訪れる虚しさを、賢明に立ち向かうことも大切だと思います。自分の情熱的なところは変わりはないけれど、オンとオフをはっきり切り分けて、自分ならではのワーク・ライフ・バランスをとっていきたいです」と今後の抱負を語った。


写真提供:SM ENTERTAINMENT


デビュー20周年を迎えた感想については「最も言われたい言葉は“ユンホらしい”です。たとえばユーモラスという言葉のように、“ユノラス”と言われたい」として、場内を沸かせた。

つけられたい修飾語については「遅いけど、こつこつと発展していき、自分だけの物語を確実に作っている、“?マークより!マーク”を皆さんに見せられるアーティストになりたいです」と答えたユンホ。

そしてファンへの想いを、「ファンの皆さんのことを“찐친”(chin'chin':本物の友だち、最高の友だち)と呼んでいます。これまでたくさんのことがあったにも関わらず、その全てを共感してくださり、待っていてくださったし、第3のメンバーだと呼んでいるくらいです。この20週年は、そんな皆さんと楽しくささやかに送りたいです」と熱く、感謝の気持ちを伝え、もう一つのありがたい存在である相棒のチャンミンには、先日東京ドームでの公演で靭帯の怪我をしていた時を振り返りながら、「“兄さん体のことを考えてね”、“楽しもう!”と応援してくれました。側にいてくれるだけで心強いし感謝しています」とほほ笑みを浮かべた。


遂にファン熱望の新作「Reality Show」を引っさげてカムバックしたユンホ。早くも世界各地からは絶賛の声が寄せられており、アルバムはiTunes 日本、シンガポール、台湾、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシア、ペルー、UAEのTop 100 Albumsで首位を獲得。レコチョクのアルバムランキング(デイリー)でも1位を記録している。

アーティストとして新たな歩みと挑戦に臨むユンホの今後に目が離せない。



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